スタッフブログ

19.12.14

星野歯科駒沢クリニックの星野です。

星野歯科ではメインテナンス(オーラルヘルスプログラム)=予防歯科に力を入れています。歯をただ治療しても、うまく歯を磨いていなかったり、定期健診をしないことを繰り返すと、他の歯が悪くなる可能性があります。 歯が悪くなる原因には歯周病、虫歯、歯の破折がありますが、前者の2つに関しては予防することができます。メインテナンスでは担当の歯科衛生士が丁寧に歯石を取ったりして、歯周病のケアをします。歯の表面にフッ素を塗布して虫歯になりのを防ぎます。 3つ目の歯の破折に関しては夜間にマウスピースを入れて予防をしますが、外している時間に強い力がかかると、歯が折れてしまいます。歯が折れてということは例えば、竹を縦に割ったように割れます。割れた歯を接着材でつけて歯が植わっていた場所に戻すという方法もありますが、確実ではないと思います。一番確実な方法は歯を抜歯してインプラント治療にすることだと思います。インプラント治療の長期経過のデータからすると、10年で97%、20年で89％というデータがあり、そろそろ30年のデータが出ると思います。予想では80-85%ぐらいだと思います。 他のブリッジや義歯はこんなに持ちません。ブリッジは平均7-8年で使えなくなるというデータもあります。 昨日78歳の方がメインテナンスで来ましたが、1本も歯を失っていません。この方は初めてお会いしたのは開業当初の20年前です。ここからずっと星野歯科に3-4ヶ月に1回足を運んでます。彼女の日頃のケアもあると思いますが、やはり常に予防処置を受けていたためだと思います。 理想は28本の歯で人生最後まで持たせることです。 虫歯も歯周病も破折もなけてればそれを可能にします。 自分はいつかは歯のチェックをして患者さんと楽しく喋って笑って帰ってくれる病院にしたいと思います。 自分の出番が無くなったら引退の時期ですが、まだトラブルを抱えている患者さんが目の前に大勢いるのでそうするわけにいきません。