2025.06.19

星野歯科駒沢クリニックの星野です。

火曜日の診療後にソウル入りしました。
翌日の朝からrayのセミナールーム、クリニック、ラボ、自営のレストランなどを見学しながらの一日中の講義やデモでした。
Ray は韓国を代表するレントゲンメーカーの一つですが、最近はデジタルとAIの融合で様々なことが出来るようになりました。

一昔前のレントゲンメーカーはデンタルX線装置やパノラマ装置、セファロ装置を売るだけでした。CT装置が追加されたのも2000年以降のことだと思います。

現在は顔の立体写真とCTデータ、口腔内スキャンデータ、顎運動が連動出来て、さらにAIを使って画像を鮮明にしたり、計測ポイントを瞬時に見つけたり、セグメンテーションもすぐに出来ます。

昔のCTデータでは、2次元の画像のスライスカットを頑張って診断していました。

今は違います。CTデータで分かることが多くなっています。

上顎骨、下顎骨、神経の走行、上顎骨洞、気道、歯髄をAIが色分けして立体画像で見せてくれます。そこに顔のスマイル画像が融合できます。

パソコン上で患者さんのアバターを作って、皮膚を透かして構造物の診断に役立てます。