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15.10.04

当クリニックでは予防大国スェーデンの予防歯科のスタンダードスタイルであるMTMメディカルトリートメントモデルを実践して虫歯や歯周病の予防を行っています。 歯は3-4回の再治療が繰り返されると抜歯となります。痛いときに歯医者にいくだけの悪い習慣で多くの歯を失っていきます。 欧米では歯に痛みが無くても年間2回以上のメインテナンスに通院する習慣が根付いています。スェーデンでは80%、米国では70％の方がメインテナンスで通院する結果80歳以上で20-22本の歯が残り30年間で平均0.7本しか歯を失っていません。 日本でのメインテナンス率はわずかに3%でその結果30年間で13本以上の歯を失ってきました。この開きからもわかるように健康な歯を維持するには定期的なメインテナンスが必要不可欠です。 国内でもっとも予防歯科に力を入れている山形県酒田市にある日吉歯科診療所(熊谷崇院長)があります。ここの市民の1/3が日吉歯科に通院し70％の方がメインテナンスに移行し30年間で一人あたりの歯の喪失数は0.7本以内となっています。

星野歯科では3年前に熊谷先生のお膝元である山形県酒田市に全スタッフでオーラルフィジシャンコースに参加して予防歯科中心クリニックを目指しています。あらゆる治療を始める前に唾液検査を100%実施することやアメリカ歯周病学会で使用されているOHISと呼ばれる歯周病リスク検査を取り入れながら口腔内環境の整備をした後に専門治療に入るようにしています。 治療後は再評価を行い、問題がなければ定期的なメインテナンスに入るオーダーメイドの歯科医療を提供しています。

初診時は口腔内写真、レントゲン検査、からスタートし、歯科治療の流れや虫歯や歯周病でなぜ歯を悪くしてきたかというお話をさせて頂きます。後日、歯周病検査、唾液検査を行い虫歯と歯周病の原因についてオーダーメイドの治療法をご提示させていただきます。どのような治療をご希望されても基本的には同じ流れに沿った治療となります。

今まではグレーゾーンであった予防処置はなんとなく保険治療で行うことが可能でしたが、平成２７年度より厚生労働省の見解で保険治療内でメインテナンス＝予防処置　を行うことは違法であることが明確化されています。保険制度では疾患については保険対象でありますが、人間ドッグや予防処置は疾患ではないため保険では給付対象外となります。

当院ではメインテナンスの治療費はすべて自費扱いとなっていますのでどうかご了承ください。