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2023.11.07

インプラントの最低本数と最大本数

例えば上顎に歯が一本もない場合には、インプラントと支持のオーバーデンチャーという方法があります。
その場合　最低本数は2本ですが、義歯のタイプは床の部分が全て覆われたタイプとなります。
床の部分を馬蹄形にする場合は4本必要です。

完全固定式にする場合は、最低4本を4隅に大きな正方形や長方形の位置に配置できる場合です。
all on 4はそれにあたりますが、あまりお勧めしません。もし1本でも上手く行かないと固定式は失われます。

上顎の固定式は6本と考えた方が無難です。

下顎の場合は文献では最低1本があります。実際には左右均等な位置で同じ高さに2本が理想的です。
この場合は、臼歯部は少し遊びがあるオーバーデンチャータイプとなります。
固定がしっかりしているのは4本となります。

下顎で完全固定をする場合も上顎とほぼ同じ考えです。しかし、下顎の骨は上顎に比較して硬いので最低4本となります。

結論から言うと
上顎オーバーデンチャー2本から
下顎オーバーデンチャー2本から
上顎固定式　6本から
下顎固定式　4本から
となっています。

インプラントの本数は骨の条件によって変えます。条件が悪い場合は細いインプラントを多用します。この場合10〜12本ぐらい必要なケースもあります。

増骨術が必要な方や高額な見積りを提示された方は一度相談にいらしてください。被せ物の種類により別途費用がかかります。